ノロウイルスの感染力と有効な対策について

新型ノロウイルスとは何か、ノロウイルスの強力な感染力、ノロウイルスへの3つの有効な対策についてまとめてみました。

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新型ノロウイルスとは

最近になって、新型ノロウイルスの話が出てくるようになってきました。
そもそもノロウイルス自体が変化して新たな遺伝子型のものになりやすいわけですが、今回新型ノロウイルスと呼ばれているものは、GII.17という遺伝子型番号がつけられ、調べてみたら昨年末から流行していたものがこれだったということです。

さらに新しい型も検出され、あわせてGII.P17-GII.17と呼ばれています。
新型ノロウイルスに関しては、国立感染症研究所の次の2つのサイトが参考になります。
ノロウイルスGII.17型の流行とその特徴について-三重県
新規遺伝子型ノロウイルスGII.P17-GII.17の流行

結局新型ノロウイルスというものは、新たにパワーアップしたスゴいノロウイルスが登場したというものではなく、
・新しい型なので免疫がない
・新しい型なので検査キットで見つからない可能性もある
という点が注意すべきもののようです。

いたずらに新型ノロウイルスだぞぉといたずらに恐怖心を煽るようなことはやめたいです。

ちなみに、ノロウイルスに関しては、
ノロウイルス感染症とは – 国立感染症研究所
ノロウイルスに関するQ&A |厚生労働省
が参考になります。

ノロウイルスの強力な感染力

新型でなくても、ノロウイルス自体が強力な感染力を持っています。

特異的な治療法が確立されていない

特徴として突発的な激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、悪寒があり非常に苦しいものがありますが、これなら治るというような特効薬がありません。
ノロウイルスの増殖を抑える薬剤はなく、感染したら整腸剤や痛み止めなどの対症療法で体外に排出されるのを待つしかありません。

二枚貝に限らず、ドアノブ・コイン・乾燥食品類など何にでも付着して感染する

生牡蠣だけが感染源とは限りません。

0.00003mmほどのウイルスがわずかに体内に入っただけで感染する可能性が出てくる

ノロウイルスは、10から100個程度の少数のウイルスが侵入しただけでも感染・発病する可能性があると考えられています。

症状が収まったあとも、便からのウイルスが1~3週間つづく

感染から発病までの潜伏期間は12時間~72時間(平均1~2日)ですが、症状が収まった後も便からのウイルスの排出は1~3週間程度続き、7週間を越える場合もあります。
このため、二次感染の可能性が非常に高くなります。

ウイルスは乾燥した状態でも数週間生存できる

乾燥した状態でも、4℃では8週間程度、20℃で3~4週間生存するとされています。

ノロウイルスにはエタノール(アルコール)消毒が効かない

ノロウイルスは、インフルエンザウイルスに見られるようなエンベロープと呼ばれる膜上の皮質を持ちません。
エンベロープを持つ場合はエタノール・石けんなどで破壊することができるのですが、ノロウイルスの場合はそれが効きません。

熱にも割りと強い

60度30分の加熱では感染性は失われません。中心部までの十分な加熱が必要とされます。

ノロウイルスへの感染予防対策

以上のようにノロウイルスは非常に手強い存在と言えます。
有効な対策としては、次の3つのことが考えられます。

十分な手洗い

上記のようにノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスであるため、逆性石けんや消毒用エタノールでは不活性化できません。
十分な手洗いによって、ノロウイルスそのものを物理的に洗い流してしまうことが有効な感染予防策としてまずあげられます。

十分な加熱

ノロウイルスは熱にも比較的強いことから、食品の中心部まで85度以上で少なくとも1分以上加熱する必要が出てきます。
対象が耐熱性のものであれば、スチームアイロンの活用も有効です。

次亜塩素酸による消毒

ノロウイルスにアルコール消毒は効かないわけですが、家庭用漂白剤などに含まれる次亜塩素酸ナトリウム水溶液による消毒が有効です。
ただし、塩酸や食酢、クエン酸、炭酸を多く含む物質をかけると危険であり、十分な注意が必要です。

そこで、次亜塩素酸水がおすすめです。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは似ているようで全く違うものである。
【主成分】
次亜塩素酸水:次亜塩素酸
次亜塩素酸ナトリウム:次亜塩素酸イオン

【pH】
次亜塩素酸水:pH5.0~6.5(弱酸性)
次亜塩素酸ナトリウム:pH12以上(強アルカリ性)

【使い方】
次亜塩素酸水:原液でOK
次亜塩素酸ナトリウム:使用用途により100倍から10000倍に薄める

【臭い】
次亜塩素酸水:基本的に無臭。反応時に塩素臭
次亜塩素酸ナトリウム:強烈な塩素臭

【用途】
次亜塩素酸水:衣服、手指、器具、空間などの除菌、消臭
次亜塩素酸ナトリウム:器具、容器などに限定して使える漂白剤。

【安全性】
次亜塩素酸水:目や口に入っても問題なし。歯周病にも使える
次亜塩素酸ナトリウム:金属を腐食する。トリハロメタンを生成する。

【刺激性、毒性】
次亜塩素酸水:なし
次亜塩素酸ナトリウム:刺激性あり。酸との混合で有毒ガスが発生

【殺菌力】
次亜塩素酸水:効果大。あらゆる微生物を不活性化
次亜塩素酸ナトリウム:高濃度(100ppm以上)にすれば有り

【消臭力】
次亜塩素酸水:効果大。臭いそのものを分解
次亜塩素酸ナトリウム:効果小。塩素臭が残る

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは、安全性、用途、等々が全く違います。出典: 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い – NAVER まとめ

このように、次亜塩素酸水は人体に安全で、効果があり、非常に有益だと思われます。
次亜塩素酸ナトリウムと混同されるのがこわいですが。

次亜塩素酸水は分解しやすく保存が難しいのですが、コレスゴのような顆粒状のものだと、使用する際に水道水に溶かすだけなので、保存することができます。

コレスゴに関しては、発売元の新時代化学株式会社のコレスゴ!Q&Aに詳しいことが載っており、かなり充実しており参考になります。

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