越後屋が悪代官に渡したワイロはいくらだったか?

時代劇の定番シーンといえば、悪徳商人がお代官様に菓子箱を差し出し、お代官様が中身の小判を確認して言う台詞です。
「越後屋、おぬしも悪よのう」
「いえいえ、お代官様ほどでは」
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」

小判の包みは、「切り餅」と言って、一包み25両と決まっていたそうです。
25両はだいたい250万円から320万円くらいです。
とすれば、盆の上に4つ載っていれば、1000万円~1280万円となります。

ワイロを贈って役職を得たりするのは、江戸時代ではそれほど珍しいことではなかったようです。
少なくとも、罪の意識はなかったような感じもします。
旗本が計2500万円を贈って、役職を得たという話がその旗本の日記に出てくるのですが、もしも罪の意識があれば、そういうことを日記に書いたりしませんからね。

「赤穂浪士」で有名な赤穂事件は、浅野内匠頭が吉良上野介への届け物をケチり、上野介が再三に渡って内匠頭に増額を要求したのが原因とも言われます。

江戸時代は便宜をはかってもらった際には届け物をするのが常識となっているようで、現代の感覚で賄賂政治だすべて良くないと否定することは、江戸時代をありのままに見ることにはならないのかも知れません。

天保の改革で有名な水野忠邦も、就職活動の折には高価なカステラをたくさん贈ったようですし。

スポンサーリンク
レスポンシブ