中国で開通した世界一高い橋に感じる懸念

中国において、世界一高い橋が開通しました。

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世界一高い橋の開通

この世界一高い橋は「北盤江大橋(Beipanjiang Bridge)」と呼ばれ、昨年12月30日に開通したとAFPが伝えています。

【12月30日 AFP】中国南西部・貴州(Guizhou)省の山間部に、高さが世界一とされる「北盤江大橋(Beipanjiang Bridge)」が開通した。地元当局が30日、発表した。
 貴州省運輸当局が公式ウェブサイトで発表した声明によると、同省と雲南(Yunnan)省を結ぶ北盤江大橋は川面からの高さが565メートルで、湖北(Hubei)省にある四渡河大橋(Si Du River Bridge)を抜いて世界で最も高い橋になるという。地元紙、貴州日報(Guizhou Daily)によれば全長1341メートルで総工費は10億元(約168億円)。出典: 「世界で一番高い橋」が開通 中国 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News

この大橋の開通によって、貴州省と雲南省の間が4時間以上短縮されて約1時間になるという話が伝えられています。

YouTubeにも、この大橋開通の関連動画があげられています。

なぜこんな高い橋を造っていくのだろうか

水面からの高さに関しては、List of highest bridges – Wikipedia(英語)にランキングが載っていますが、TOP10のうち8つが中国であり、TOP20になるとそのうち15の橋が中国です。
建設中の橋でも高い橋は軒並み中国です。

では、なぜこんなに高い橋を建築していかなければならないのでしょうか。
可能性を3点指摘しておきます。

中国の技術の誇示のため

最近のニュースで、中国のスマホは日本のスマホよりもずっとすごいということを中国側が発信していることがありました。

それと同じで、中国の技術力の高さを常に内外に示しておく必要があります。
対外的には、中国製品の市場開拓のためですが、むしろ国内への宣伝が大きいのではないかと思います。

つまり、中国の技術力の高さと中国製品の優位性を常に人民に示しておく必要があるのではないかということです。

その理由としては、中国共産党の求心力の維持と、資産の海外流出を防ぐためということがあげられると思います。

余剰生産されている鉄鋼の使い道

中国の鉄鋼の過剰生産が世界的な鉄鋼の安値を招き、中国に対する国際非難が高まっています。
その非難をそらすためにも、鉄鋼を大々的に使う必要があります。

そのための大橋建設ラッシュということはないでしょうか。

軍事的な理由

中国は、ミャンマールートとパキスタンルートでインド洋に至る道を構想中です。

まったくの推測ですが、今回の橋は、パキスタンに至るルートとして、やがて軍事活用されていくのではないでしょうか。

この橋に感じる危険性

この橋が架けられた中国西南部一帯は、アルプス・ヒマラヤ造山帯に含まれており、巨大地震が起きてもおかしくない所です。

さらに、565メートルの高さというと、スカイツリー(高さ634メートル)の展望回廊の高さ(450メートル)よりも高くなります。

それだけ高いと、横風は半端なくスゴいことになります。
上の動画を見る限り、横風対策ってなされていません。

とすれば、強風で車が飛びそうなだけでなく、橋そのものの安全性は大丈夫なのでしょうか。

1940年当時世界一の強度と言われながら風で崩れたアメリカのタコマ橋のようにならないといいのですが。

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