技術や美術の教員がゼロのまま新学期を迎えた中学校がある

西日本新聞によると、福岡県内の複数の中学校が、技術や美術の教員がゼロのまま新学期を迎えたということです。
始業から2か月近く経過しても確保できず、授業ができない学校も出てきているとのこと。

昨年度、授業は教員採用試験に合格していない講師が受け持った。本年度も3月下旬の人事異動内示で、技術教員が確保されないと判明し、校長の呼び掛けで各教員が探し始めたが見つからずじまい。授業時間はやむなく、家庭科で埋めている。「いつから授業すると?」。生徒からそんな声も上がる。出典: 技術、美術の教員いない 福岡の複数中学、2ヵ月授業ゼロも こま数少なく非正規を敬遠? – 西日本新聞

美術・技術などは週1コマということが多いわけですが、小規模校になるとクラス数が少なくなるため、非常勤講師を雇用するケースが増えていきます。

その非常勤講師は学校サイドで探し、しかも給与はコマ単位でお小遣い程度になるかと思われます。

・週あたりのコマ数がきわめて少なくコマあたりの単価が安い。
・しかも世の中は失業率が下がってきており、全体的に人手不足。

このような状態で専門教科の非常勤講師ってなり手がいなくて当然なのではと思います。

教員になるような人は教育的情熱が溢れていて当たり前で、安月給で長時間働いても当たり前といった考えの多い世の中では、教育界に人材が流れていかないですよね。

ましてや、専門的素養(免許も)を必要としながら給与は極端に低くなる非常勤講師のなり手はなかなか見つからないでしょうね。

国家の未来を支える人材育成のためなのだから、教員の待遇をもっとよくして教育に携わる人材を集めなければ国家の未来が危うくなるのは当然です。

一人の教員が授業も部活動も校務的な事務もみんなこなして生徒・保護者に対応していくような現在のシステムを考え直していく一つのきっかけになればいいのですが。

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2017-08-20教育技術, 教員, 美術

Posted by KAJIKA