なぜ「神は死んだ」のか。実は死因は笑いすぎ

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「ツァラトゥストラ」との出会い

低音から始まるトランペットのユニゾン
そしてティンパニーの力強い響き
再びトランペットのあとティンパニー
オーケストラ全体のファンファーレが続く中
トロンボーンが咆哮する
オーケストラの強奏が止んでも
オルガンが力強く響き続ける

高校の時、楽器店で買ってきた「ツァラトゥストラはかく語りき」のレコードは、カラヤン指揮・ベルリンフィル。
あまりのすごさに鳥肌が立ったのを覚えています。

部活の先輩にその話をしたら、本の方の『ツァラトゥストラはこう言った』(ニーチェ著)知らないの?という話になり、それがツァラトゥストラとの出会い。

なぜ「神は死んだ」のか。実は人間が愚かすぎて笑いすぎたのが原因らしい

ドイツの哲学者ニーチェによる『ツァラトゥストラはこう言った』は、1885年に発表されましたが、本自体はほとんど売れず反響もなかったようです。

「神は死んだ」「超人」「永遠回帰」の思想が語られていくこの本は、今でこそニーチェの最も重要な本として語られるわけですが、第四部に至っては引き受けてくれる出版社もなかったというのはちょっと驚きです。

聖書の語り口を真似ながら、ゾロアスター教の始祖の名を借りて「神は死んだ」「人間は動物から超人に至る架け橋である」「人間は克服されなければならない或る物である」と言ったことが語られていきます。

「神の死」は人間が愚かすぎて笑いすぎたとも、人間に同情したとも言われます(後者は悪魔から聞いた話らしい)。

もちろん、神というものをリアルな存在として感じ取れなくなってきた現代キリスト教への皮肉や批判がその根底にあると思われますが、むしろ、今まで神に甘えすぎてたんじゃないの?これからは人間自身が高みに向かって突き進んでいかなければならないんじゃないの?って主張しているように思えます。

ツァラトゥストラの印象に残った言葉

「わたしたちは、好敵手からは手加減されたくない。また自分が心底から愛している人たちからも、そのように扱われたくない。…わたしは多くの兵卒を見る。しかし、わたしが見たいのは多くの戦士だ! かれらが来ているものは、一律に制服と呼ばれている。そのなかに含まれているものまで、一律であってはならぬ! …どのような戦士が、手加減してもらいたがるだろう。」(戦争と戦士)

「友への同情は、堅い殻のしたにひそんでいるのがいい。同情を味わおうとして、噛めば歯が折れるほどでなければならない。」(友)

「飛ぶ者ほど、飛べない者に憎まれる者はない。…しかし、それだからといって、わが兄弟よ、あなたがひとつの☆になろうとするなら、かれらを照らしてやる光を惜しんではならない! …あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。…孤独な者よ、あなたはあなた自身への道を歩むのだ!」(創造者の道)

「あまりにも甘い果実 ー それは戦士の口にはあわない。だから戦士は女性を好むのだ。」(老いた女と若い女)

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